ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス (Harvard business school press)
ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス (Harvard business school press)
ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス (Harvard business school press)
ランダムハウス講談社 ランダムハウス講談社
¥ 1,785
経営情報システム 改訂第3版
マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)
Does It Matter?: Information Technology and the Corrosion of Competitive Advantage
情報システム監査
Enterprise and Venture Capital: A Business Builder's and Investor's Handbook
■梅田望夫さんの本が好きな人にも読んでほしい 評価4 日付2008-04-03 私はITの可能性と未来を信じて止みませんが、
この本の指摘するところも十分納得できます。
ハードウェアだけでなくソフトウェアについ
ても例外でないことは、マイクロソフトの
OSやオフィスソフトのバージョンアップが
大して内容の変化を伴わないことからも
見て取れます。
ただ、インフラとして定着したITが差別化要因
にはならないとしても、人類全体の恩恵にはなる
ということなので悲観する必要は全くありません。
■ITにもリスク管理を 評価4 日付2007-08-15 著者はITについて、すでに電話や電気、鉄道といったコモディティ化されたインフラであると言ったうえで、ITの重要性は低下していると主張しています。ITに対する先進的な投資が成功したとしても、その成功が続くのは一時的なものだからITに対する支出は抑えたほうが良いし、グーグルやデルのような成功した企業を例に挙げてこのような企業がコモディティ化されたITをうまく利用していたりITのコモディティ化で成功してるといったことが述べられています。
この本の内容には共感できます。ITの技術はこれからも発展していくと思いますが、必要以上のITへの投資はリスクを招くだけでしょう。現在、IT業界で最先端を行くグーグルでさえ高価で高性能なIT機器ではなく、安価で必要最低限なIT機器を利用しているといわれます。余談ですが、インテルが初めてCPUを作ったきっかけが日本の電子機器メーカーが開発した電卓のためだったということが述べられています。意外だったのですが、私だけでしょうか。
それから、和訳がイマイチなのか全体的に文章が若干読みづらい印象を受けました。
■本質を考えたIT投資を考える 評価4 日付2007-02-03 競い合うように企業がIT投資を続けているが、
その多くが失敗しているという。
そろそろ立ち止まって考える時期ではないか。IT投資の本質を。
そのような事を考えさせる一冊です。
内容は平易で、結構納得できる内容です。
特に経営者の方には読んでもらいたいです。
■薄いのでとりあえず読んでみたら? 評価3 日付2006-08-17 ITに投資すること即競争優位を得ることではない、という極々当たり前
のことを論じた本。過去のインフラ技術と同様に、ITは進歩とともにコ
モディティ化してしまう。コモディティ化する前に競争優位をえること
ができるが、コモディティ化した時点でその優位は消えてしまう。しか
し、コモディティ化はネガティブなことではなく、そうなることで社会
や経済に最大の貢献を行うことができる、といったところか。
ただし、彼の議論にいくつか違和感あり。
誰にもまねできないコト・モノ、誰もまだやってないコト・モノにより
競争優位を得ることができるが、それが簡単に真似されるようなもので
あればその優位はすぐに消えてしまうというのは、別にITに限ったこと
ではないはず。また、彼が使うITという言葉は含意が広すぎると思う。
もしくは非想像的で硬直的な使い方かと。ITを、人類のもつテクノロジ
ーとしてのITと、個々の企業もつ戦略的ツール・経営資源としてのITが
同一地平線上で無媒介的に論じられている。また、非コモディティ→コ
モディティ化という単一線の流れではないはずで、非コモディティの部
分がコモディティ化されても、バリューチェーンのなかで別の部分に非
コモディティな部分、代替困難な部分を生み出していく、といったこと
が繰り返されるのではないだろうか。
■IT?それがどうした! 評価4 日付2006-06-18 経営からみたITの失敗学、という観点で手にとってみた一冊である。著者は元ハーバード・ビジネス・レビュー誌の上級編集者で、「ITなんぞに投資するのは馬鹿だ」というような論旨を展開したために、2003年当時は、大変な物議をかもしたらしい。
著者が”IT Doesn’t Matter”と主張する理由はおおよそ以下のとおり。
◆90年代半ば企業はこぞってITに投資したが、生産性の向上に寄与したというデータはほとんどない。
◆ITはもはや電気や鉄道と同じ社会のインフラと化し、持っているだけで競争優位なツールではない。
◆ITを利用した新業種、新サービスは出尽くした。もうこれ以上産業を根底から変える力は残っていない。
◆ITは金食い虫。企業のIT支出は買手の利益のためというより、売手が戦略として煽り立てた結果だ。
要するにITを特別のものとして考えるのでなく、ごくあたりまえ(=コモディティ)の経営資源のひとつとして考えるべき、というのが本書の主張である。
まずビジネス戦略があって、次にそれに沿った業務改革方針があって、最後に改革を実現するツールのひとつとしてITを位置づけるという、言われてみれば至極あたりまえの主張ではあるが、しかし現実には、企業におけるITの重要性が増しているとの認識から、CIO担当役員を新しく設置する動きの方がむしろ活発である。
『マッキンゼーITの本質』などの論調と方向性はほぼ同じだが、主張がとがっているぶん、読んでいておもしろい。現在の企業のIT利用に対する鋭利な問題提起をしており、IT失敗学のひとつの形とみてよいだろう。
「将来の成功を保証するのは情報技術を独創的に使うことではない。むしろ重要なのは情報技術を使いこなすことである。」p117
なかなか示唆にとんだ一冊である。
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