DB2 UDBパフォーマンス・チューニングガイド
本書では、DB2(DB2 UDB V7.1)のパフォーマンス・チューニングについて、原理から詳細に解説している。データベース自体の問題にとどまらず、原因の識別や、アプリケーション・パフォーマンスのチューニングまで言及しているため、単にパフォーマンスの問題解決だけではなく、システム全体を構築・問題解決していくうえでのリファレンスにもなり得る。
取り扱う問題が問題だけに、パッと見てすぐ使える、といったたぐいの本ではないが、DB2の原理から詳しく解説を加えているため、パフォーマンス・チューニングに限らず、DB2の全体像を改めて見直すにはうってつけといえるだろう。特に、「第7章 アプリケーション・パフォーマンスのチューニング」では、SQL文を書くうえでのノウハウが詰まっている。SEのみならず、プログラマーにも理解させておきたい内容だ。
パフォーマンス・チューニングは、1か所に問題があって、それを修正すれば終わり、というものではない。システム全体の問題解決のために、DB2を使用した中規模~大規模システムを運用するSEには必須の書といえる。(大脇太一)